グデーリアンは通信兵だった
グデーリアンは第一次大戦を通信兵として過ごした。戦車兵ではない。無線通信の専門家だった。
この経歴が電撃戦を生んだ。
GUDERIAN'S BACKGROUND
1914-1918年、通信部隊で勤務。無線通信の可能性と限界を熟知していた。戦車に出会ったのは戦後。通信の知識と戦車を結びつけたのがグデーリアンの革新。
フランス軍の戦車に無線はなかった
1940年、フランス軍の戦車は性能では劣っていなかった。装甲は厚く、火力も十分だった。
だが無線機がなかった。
フランス軍の戦車は手旗信号で連絡を取った。指揮官が何かを伝えたければ、ハッチを開けて旗を振る。戦闘中に。
結果、戦車部隊は統制できなかった。各車両がバラバラに動いた。
ドイツ軍は全車両に無線を搭載した
グデーリアンは違った。全ての戦車に無線機を搭載した。
これにより、指揮官はリアルタイムで全車両に命令を出せた。
「左に敵発見、全車攻撃」——即座に全車両が同じ方向を向く。
フランス軍は旗を振っている間に撃たれた。
情報の速度が決断の速度を決める
THE CORE PRINCIPLE
情報を得る速度が、決断の速度を決める。
決断の速度が、行動の速度を決める。
行動の速度が、勝敗を決める。
グデーリアンは情報の重要性を理解していた。現場で何が起きているかをリアルタイムで把握できれば、即座に決断できる。
無線機は情報の速度を劇的に上げた。伝令を走らせる必要がない。電話線を引く必要もない。移動しながら通信できる。
指揮車両という発想
グデーリアンは自ら前線に出た。装甲指揮車に乗り、無線で全部隊と連絡を取りながら。
後方の司令部に座って報告を待つ将軍とは違う。現場を見ながら、リアルタイムで指揮を執った。
現代への教訓
リアルタイム情報の価値
1日遅れの報告書より、リアルタイムのダッシュボード。情報の鮮度が意思決定の質を決める。
コミュニケーション手段を全員に
一部の人だけが情報を持っていても意味がない。全員が通信手段を持ち、情報を共有できる体制が必要。
現場と指揮の一体化
現場を見ながら指揮を執る。リモートでも、現場の状況をリアルタイムで把握する仕組みを作れ。
電撃戦最強。グデーリアン最強。
無線を切るな。前進あるのみ。