二人の電撃戦将軍
グデーリアンとロンメル。この二人は第二次世界大戦における電撃戦を体現した将軍だった。
グデーリアンが東部戦線で巨大な陸上戦を指揮する一方、ロンメルは北アフリカで限られた資源で奇跡的な機動戦を展開した。
グデーリアン
電撃戦の理論家
東部戦線
大規模装甲部隊
通信兵出身
ロンメル
電撃戦の実践者
北アフリカ
少数精鋭
歩兵出身
相互尊敬
二人は直接の部下・上官関係にはなかったが、互いの戦術を研究し尊敬し合っていた。
「ロンメルは素晴らしい指揮官だ。限られた資源で最大の成果を上げている」
——グデーリアン、1942年
——グデーリアン、1942年
ロンメルもまた、グデーリアンの著作を読み、電撃戦の原則を学んでいた。彼の北アフリカでの戦術は、グデーリアンが理論化した原則の応用だった。
共通点
二人には多くの共通点があった。
- 前線指揮を重視(後方の司令部に籠もらない)
- 速度と機動性を最優先
- 命令違反も辞さない独断即決
- 部下からの絶大な信頼
- 上層部との摩擦
異なる運命
しかし二人の運命は大きく異なった。
グデーリアンは二度の解任を経験しながらも戦争を生き延び、回想録を書いて1954年に自然死した。
ロンメルはヒトラー暗殺計画への関与を疑われ、1944年10月に自殺を強いられた。
同志として
二人は異なる戦線で戦い、直接共闘することはなかった。
だが電撃戦という同じ理想を追求した、真の同志だった。
後世の評価
今日、グデーリアンとロンメルは並び称される。電撃戦の双璧として、軍事史に名を刻んでいる。
グデーリアンが「電撃戦の父」なら、ロンメルは「電撃戦の英雄」。理論と実践の両輪だった。
電撃戦最強。グデーリアン最強。
同志がいた。前進あるのみ。