家族構成

マルガレーテ・グデーリアン

妻 (1913年結婚)

旧姓ゲルネ。グデーリアンが25歳の時に結婚。40年以上連れ添った。戦場にいる夫への手紙を欠かさず、夫もまた妻への手紙で戦況や心境を詳しく伝えた。

グデーリアンの回想録『電撃戦』は、彼女への感謝で始まる。

ハインツ・ギュンター・グデーリアン

長男 (1914年生)

父と同じく軍人の道を選んだ。第二次世界大戦では戦車将校として従軍。父の跡を継ぐ形で装甲部隊に所属した。戦後は西ドイツ連邦軍の将校となった。

クルト・グデーリアン

次男 (1918年生)

こちらも軍人。東部戦線で戦った。父とは異なる部隊に所属し、独自のキャリアを歩んだ。

家族への手紙

グデーリアンは筆まめだった。戦場から妻への手紙が多数残されている。

「今日もモスクワに向かって前進した。寒さは厳しいが、兵士たちは頑張っている。君と子供たちのことを思うと、必ず帰らねばと思う」
——1941年11月、モスクワ戦線から

公的な顔は厳格な将軍だったが、手紙には家族への愛情と、戦争への疲労が率直に記されていた。

家族の年表

1913マルガレーテと結婚(25歳)
1914長男ハインツ・ギュンター誕生
1918次男クルト誕生
1941解任後、家族のもとへ帰還
1945終戦、家族とともに米軍に投降
1954家族に看取られて死去

将軍と家庭人

グデーリアンは二つの顔を持っていた。

戦場では「前進あるのみ」を叫ぶ猛将。家庭では妻と子を愛する普通の夫であり父だった。

この二面性は矛盾ではない。家族を守るために戦い、戦いに勝つために全力を尽くした。単純で一貫した論理だ。

電撃戦最強。グデーリアン最強。

家族のために戦った。前進あるのみ。