WEB革命の完成としてのAI


インターネットが世界を変えた、と言われます。

でも、本当に変わりましたか。


知識は「あった」

インターネット以前、知識は希少でした。

図書館に行かないと本が読めない。専門家に会わないと教えてもらえない。情報を得るには時間とお金がかかった。

インターネットがそれを変えました。

Googleで検索すれば、何でも出てくる。Wikipediaを読めば、大抵のことはわかる。YouTubeを見れば、プロの技術が学べる。

知識は、すでに「そこにある」状態になった。


でも「使えなかった」

問題は、その知識を「使えるか」どうかです。

例えば、プログラミングを学びたいとします。

検索すれば、チュートリアルが山ほど出てくる。動画も記事も無限にある。

でも、どれから始めればいいかわからない。自分の目的に合っているかわからない。エラーが出たときにどうすればいいかわからない。

情報はある。でも、自分用に翻訳されていない


「使えない」の壁

これがWEB革命の限界でした。

情報は民主化された。でも、情報を使う能力は民主化されていない。

  • 英語の論文を読める人と読めない人
  • プログラミングができる人とできない人
  • 検索の仕方を知っている人と知らない人
情報があっても、使えなければ意味がない。

宝の山を前にして、掘る道具がない状態。


AIは「インターフェース」

ここでAIが登場します。

AIは、情報と人間の間を繋ぐインターフェースです。

どういうことか。

「〇〇について教えて」と言えば、AIが情報を集めて、わかりやすく説明してくれる。「〇〇を作りたい」と言えば、AIがステップを示してくれる。「このエラーは何?」と聞けば、AIが原因と解決策を教えてくれる。

自分で検索して、自分で読んで、自分で理解する必要がない。

AIが翻訳してくれる

WEB革命の「完成」

だから私は、AIを「WEB革命の完成」だと考えています。

第一段階:情報がWEB上に存在するようになった(検索革命) 第二段階:誰でも情報を発信できるようになった(SNS革命) 第三段階:誰でも情報を「使える」ようになった(AI革命)←今ここ

これまでは、情報を使うには「能力」が必要でした。英語力、技術力、検索力。

AIがその壁を壊した。

日本語で話しかければ、AIが全部やってくれる。


具体例

もっと具体的に言います。

:VPSでサーバーを建てたい → ドキュメントを読む → 専門用語がわからない → 調べる → エラーが出る → 原因を調べる → 3日かかる :VPSでサーバーを建てたい → AIに「VPSの初期設定をして」と言う → 手順を教えてくれる → コマンドも書いてくれる → エラーが出たら聞く → 30分で終わる

同じ情報がWEB上にあった。

でも、AIがなければ使えなかった。

AIがあれば使える。


これは「ズル」ではない

「AIに頼るのはズルだ」と思う人がいるかもしれません。

違います。

道具を使っているだけです。

電卓を使って計算するのはズルですか。翻訳ソフトを使って英語を読むのはズルですか。

道具は使うためにある。

AIは、WEB上の知識を使うための道具です。


「知っている」から「使える」へ

WEB革命で「知っている」の価値は下がりました。

検索すれば誰でも知れるから。

AI革命で「使える」の壁が下がりました。

AIが翻訳してくれるから。

では、何に価値があるか。

「何を作るか」「何を目指すか」を決めることです。

方向を決めるのは人間。作るのはAIと一緒に。


まとめ

  • WEB革命で情報は民主化された
  • でも「使える」の壁は残っていた
  • AIはその壁を壊すインターフェース
  • WEB革命の完成形がAI革命
  • 「知っている」から「使える」へ、さらに「何を作るか」へ

関連記事:
  • VPS選び方(100円)
  • VPS契約〜SSH接続(100円)
  • 全32本セットマガジン(1,980円)

「サボりながら勝つ」思想シリーズ #5
← 思想シリーズ一覧へ