質と量と良心


「AIで大量生産」

この言葉に、貴方はどんな印象を持ちますか。

「効率的」と思う人もいれば、「なんか嫌だ」と思う人もいるでしょう。

私は両方わかります。


量産への嫌悪感

AIを使えば、大量のコンテンツを作れます。

記事を100本。画像を1000枚。動画を無限に。

でも、それを聞いて「嫌だな」と感じる人がいる。

なぜでしょうか。

たぶん、「手抜き」のイメージがあるからです。

大量生産=一つ一つに心がこもっていない。大量生産=読む人のことを考えていない。大量生産=金儲けのためだけ。

そういうイメージ。


実際、そういうものもある

正直に言います。

AIで作られたゴミコンテンツは、実際に存在します。

検索すると出てくる、中身のない記事。どこかで見たような、似たような内容。読んでも何も得られない、時間の無駄。

これは事実です。

だから「AI量産=悪」という印象が生まれる。


でも、それは「使い方」の問題

ここで考えてみてください。

包丁で人を傷つけることができます。だから包丁は悪でしょうか。

車で人を轢くことができます。だから車は悪でしょうか。

道具は道具です。使い方次第。

AIも同じです。

ゴミを量産することもできれば、価値のあるものを量産することもできる


質だけの罠

「量より質だ」

そう言う人がいます。一理あります。

でも、質だけを追い求めると、別の問題が起きます。

出せない。

完璧を目指して、いつまでも準備している。もっと良くしようとして、永遠に完成しない。

結果、何も世に出ない。

質100点の作品を1つ作るのに10年かかるなら、それは届かないのと同じです。


量だけの罠

逆に「量を出せ」という人もいます。

これも一理あります。でも、量だけを追い求めると、別の問題が起きます。

信頼を失う。

ゴミを100個出しても、誰も見なくなる。「この人のコンテンツは時間の無駄」と思われたら、二度と戻ってこない。

量は出せても、価値がない。


中道:質を担保した量産

では、どうすればいいか。

答えは「質を担保した量産」です。

具体的に言うと:

1. 最低品質ラインを決める:これ以下は出さない、という基準を設ける 2. その基準を満たすものだけ出す:満たさないものはボツ 3. 基準を満たす範囲で、量を出す:効率化・自動化で数を増やす

質と量の両立。これが正解です。


良心とは何か

「良心」という言葉を使いました。

私が考える良心とは、こういうことです。

「これを受け取った人にとって、プラスになるか」

自分が儲かるかどうかではない。相手にとって価値があるかどうか。

これを常に考える。

AIで100個作って、80個がゴミなら、80個は捨てる。20個だけ出す。

それが良心です。


AIは「下書き製造機」

私はAIをこう捉えています。

「下書き製造機」

AIは大量の下書きを作ってくれる。でも、そのまま出すわけではない。

自分の目で見て、「これは価値がある」と思ったものだけを選ぶ。必要なら手を加える。

最終的な判断は人間がする。

これなら、量産しても質は落ちない。


配信・コンテンツ制作への応用

この考え方は、配信やコンテンツ制作にそのまま使えます。

  • 台本のネタをAIに100個出させて、面白い10個を選ぶ
  • サムネイル案を20個作らせて、クリックされそうな3個を選ぶ
  • 説明文を5パターン作らせて、一番伝わるものを選ぶ
量産しつつ、質を担保する。

相手のためになるものだけを出す。


まとめ

  • 質だけ追求すると、出せない
  • 量だけ追求すると、信頼を失う
  • 正解は「質を担保した量産」
  • 良心=相手にとってプラスになるか
  • AIは下書き製造機、判断は人間

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